徳島県立高配備のタブレット端末が大量故障 2割不足、授業に支障
毎日新聞 2023/11/1 16:59(最終更新
徳島県教育委員会が「1人1台」と銘打って県立高校などに導入したタブレット端末に故障が相次ぎ、約1万5000人の生徒の2割超にあたる約3700人が端末を手にできない状況に陥っている。なぜ大量故障の事態となったのか。
コロナ交付金で導入
県教委によると、タブレット端末は2021年4月に県立高校27校▽中等教育学校1校▽特別支援学校1校――の計29校に配備。新型コロナウイルス対策で国が20年度に地方自治体に給付した地方創生臨時交付金約8億円を使った。20年に実施した入札に参加したのは高松市の1社のみで、中国メーカー「ツーウェイ」社製の1万6500台が納入された。
県立学校に配布されたタブレット端末に故障が相次いでいる問題 端末の調達方法について会議【徳島】
徳島県の県立学校に配布されたタブレット端末に故障が相次いでいる問題で、県と県教育委員会は12日、会議を開き不足しているタブレット端末の調達方法について話し合いました。
会議には、伊藤大輔副知事をはじめ県職員や県教育委員会、専門家ら9人が参加しました。
今回は学校ごとのタブレット端末の故障による不足率が示され、50%以上不足している学校が11校あり、不足数は約2300台にのぼることなどが報告されました。
(徳島県立総合教育センター GIGAスクール推進課 多田巧課長)
「緊急を要することがありますので、可能であればまず500台だけでも先行調達して(不足数が50%以上の学校に)配分出来たらと考えています」
これに対し、スマート県庁推進課は「年内に入札を行えば、来年2月末をめどに学校に配布することが可能である」と、しました。
一方、伊藤大輔副知事は「緊急に年度内に調達を掛けていかなければならないタブレット端末について、次回までに調達の枠組みを固めていきたい」としました。
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