はっきりと言うが、この手のものは最近は精度がかなり上がったが、私は誤訳だらけと考えている。
「我々の英語」にとって最も必要なことは、このような誤訳を見抜く力である。
それには正確な英文法の力こそが必要である。
この人はこれを記事にしているが、AIというのは我々に訂正されてだんだん精度が上がっていくものなのだよ。
ということはこの人なら百も承知であろうが。
https://worldlife.jp/archives/11604
【発見】AIの誤訳
やや難しいドイツ語の本をChatGPTに英訳させ、独英二つを比較しながら読んでいた時のことです。
途中「あれ?」と思うところが。あなたは私が何に引っかかったか想像できますか?
実はAIの訳が、変じゃないかと感じた個所があったんです。
◯ドイツ語の原文
…die Versuche, etwas als seiend darzustellen, was den flüchtigen Augenblick des Tuns nie überleben kann, scheitern.
(行動というものは瞬間で消えてしまう。行動を永続的な物として描こうとすると失敗する。)
◯AIの誤訳(?)
…the attempts to portray something as being that cannot survive the fleeting moment of action fail.
(瞬間で消える行動として何かを描こうとする試みは失敗する。)
少しマニアックになりますが、前後の流れを説明します。
「善い行動の結果は一瞬で消える。善い人間でいたければ善い行動をし続けること。
善い人=善い行動を続ける人」という流れ。つまり行動が大事という文脈。
上のドイツ語から考えると「行動も(行動の善い結果も)一瞬で消える」とすんなり
分かる感じ。
でもAI訳からだと「行動は一瞬では消えない」となり繋がらないんですよね。
(やっぱり違う。確かに誤訳)と確信したとたん、ふと気になりました。
「君は間違ってる」とAIにズバッと指摘したらどうだろうかと。
気になりますよね。あなたもAIの反応を予想してください。
次の4つから。
① 謝る
② 言い訳する
③ 無視して答えない。
④ キレまくり、とにかくすごいことになる。
答えは…①
I apologize for my mistake. I’m sorry for the confusion.
(間違いをお詫びします。混乱させすみません)
と。案外あっさり謝るので拍子ぬけ。
謝罪を読んだ後「では、あなたの誤文をこうしたらどうでしょう?」と言ったんです。
The attempts to portray something as durable, which cannot survive…(ドイツ語と同じ意味)
すると間髪を入れず「その文は正しい。それで意味の流れがはっきりしましたね」
私は(それなら最初からそう訳せば?)とつっこみたくなりましたw.
とにかく今回分かったのは、
ミスが分かったらちゃんと指摘すればいい。そして、その指摘が当たっていればAIは謝る…ということです。
<人として感じること>
考えてみれば元は機械。言い訳や自己弁護、ダンマリや逆切れなどはなし。パターンとして謝るのは当然と言えば当然なのかも。
だからAIの謝罪に素直だとか潔いとか感動するのはどう考えても変でしょうw
でも普段私もなかなか素直に謝れないので、機械のパターンだと知りながらついほだされてしまいましたw
それにしても、こういう双方向的な交流ができるのが対話型ということなのかも。
とにかくあなたもAIとの対話をやってみると良いですね。英語でできれば英語の練習になること請け合い。
英語の練習の選択肢が急に一つ増えました。あなたも楽しく利用できるといいですね。
See you soon!
Jiro
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
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