2024年3月16日土曜日

医療DXなど、絵空事か悪い冗談

 おはようございます。
私は医療DXなど、絵空事か悪い冗談だと思っています。

まず、ネット上のセキュリティーについて完璧に保障されなければなりません。
これがなければ、医療DXなど何も意味がない、どころか、害しかないものだと申し上げたいのです。

残念ながらネットのセキュリティーは今やズダボロです。

医療DXの要は電子カルテですが、これにセキュリティーはあるのでしょうか。
電子カルテは、院内にハードディスクを持つ、「オンプレ型」
また、業者がハードディスクを持つ「クラウド型」があります。

「オンプレ型」は今や残念ながら、ウイルスの巣になっています。
どんどん患者情報は抜かれています。それはすごく価値のあるものですからね。
 時として「爆弾魔」みたいのがいて、電子カルテをぶっ壊します。
 これをやられたら、公的病院なら税金を潤沢に使い復旧してくれますが
民間なら経営的に大きな打撃を受けます。
 うちの様な零細なら確実に廃業でしょう。

「クラウド型」に至っては、もうこれはブラックジョークでしかない存在です。
このハードディスクを管理する業者は患者情報を閲覧できます。
「そのようなモラルのないことはしていない」と考えたいところだし
そのように考える御仁もいらっしゃいます。
いや、そのような正しい心で電子カルテを運用されている会社もあるかもしれない。

だが、彼らが我々の電カルを勝手にこっそり閲覧しても
「守秘義務違反」などの罰則規定はありません。
第一、このハードディスクがどこにあるのか?
 外国にある場合もあるのですよ。それは稀ではありません。

今、このような状態で、医療DX と言われても、
絵空事か悪い冗談だと私が思うのはこのような理由からです。

 故に私は誇りを持って紙カルテを使っています。

 ネット社会に我々の抱いていた幻想は崩れつつあります。
 だれでも好きなことが言えて、それが世界中に発信できる。
 こんな民主主義的なことがあろうか、と思っていたものです。
 しかし、とんdもない間違い
 ガンガン検閲されるし、バンもされる。
 個人情報、カルテ情報の盗人どもが跋扈する世界。

 私は紙カルテを使うことにより、患者さんの情報は絶対に守る
という「誇り」はだんだん強まっています。

 追)孫子 計篇1-4 天とは陰陽 寒暑 時制なり  追加しました
   https://sonshihyouhou.blogspot.com/2024/03/1-4.html
 

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