と言う話というものの本筋を皆さんは理解しておられるでしょうか。
電子カルテの方が進んでいる、紙カルテは遅れている、という話ではありません。
これはカルテの保存方法について言っているだけなのです。
下記に電子カルテの古典的な欠点を述べた記事を紹介します。
極めて牧歌的な気がします。
今や電子カルテの最大の欠点は、ハッキングです。
ネットに使わないで使うと大丈夫なのですが、今の現状は無理でしょう。最初はそのように言っていたのですがね。
どうなったのやら・・・そのような真っ当な声は消えました。
082)電子カルテの処方あるある【Dr.デルぽんの診察室観察日記】
第82回 電子カルテの処方あるある
ゆるい皮膚科勤務医デルぽんです☆
皆さま診療カルテはアナログでしょうか? デジタルでしょうか?
デジタルは、どのメーカーの電子カルテをお使いでしょうか?
私の勤務先は、外来も入院も電子カルテなのですが、外来診察の場合、診察終了後のカルテの修正にややクセがあり、いったん前の処方を全削除してから、新規処方をし直す動作が必要です。
処方箋も、診察終了をクリックした際に自動で印刷されてしまうので、処方の追加や削除など修正をするたび、そのつど紙を印刷し直すことに。
このあたりは、本当にシステムによるところが大きいと思われます。
完全にシステム側の問題なので、患者さんに非はないのですが、なるべくカルテを汚さぬよう(削除項目が増えると見づらい)、無駄な印刷を省くよう、最終確認をしてから「終了」作業を行うよう心がけているものの…。
ところが終了処理後の、「あ、そうそう」「あ、それと…」は、なくならない…!
そんなときは心の中で「ヒギィ!!」と声にならない叫びを上げてしまいます。
診察終了後の修正がしやすい電子カルテかどうか、意外と大事…??
電子カルテの処方にありがちなこと(ただしシステムによる)でした~!
それでは、また次の連載で。
https://www.carenet.com/series/derupon/cg001924_039.html?keiro=awasete
039)電カルに移行して気付く紙カルテの良さ【Dr.デルぽんの診察室観察日記】
第39回 電カルに移行して気付く紙カルテの良さ
しがない皮膚科勤務医デルぽんです☆
先日、私の勤務先の病院にも、いよいよ電子カルテが導入されました。もちろん、それまでもオーダーや処方は電子運用でしたが、今回からは診療記録も同じく電子に。メーカーの人から操作方法を習い、半月経ってようやく入力に慣れてきたところです。
電子カルテの診療記録に移行して、とくに感じることがひとつ。それは、視覚的な情報が圧倒的に減るということ。シェーマ(絵図)やスケッチなどを多用する皮膚科では、すべてが文字情報に置き換わることで、見た目からの情報が減ってしまうと感じています。
もちろん、電子カルテにもシェーマを挿入する機能はあります。しかし、まずシェーマ編集画面を開き、目的のシェーマを呼び出すまでに数クリックのステップが必要で、ようやく編集できても、入力は当然マウス操作。カチッ(ツール選択)、カチカチッ(丸や線を引く)、カチッ(ツール切り替え)…と、時間はかかるわ、もどかしいわ。忙しい外来ではそこまでする余裕もなく、ついつい「眼周囲:紅斑(++)」などで済ませてしまいます。
紙カルテだったら、患者さんと雑談しながら判子(はんこ)のひとつもポンと押して、簡単に手描きできるのに…。字体でその日のコンディションが読めたり、欄外に何げない小ネタを走り書きできたり、といったアナログ感が、今では恋しいです。
一方、紙カルテは保管スペースやカルテ出しの人手が必要なので、その点では電子にかないませんけどね。
代替案として、ペンタブレットでの入力や、手書きカルテのスキャン保存を提案したいところですが、費用・運用面での導入ハードルを考えると、なかなか難しいのかもしれません。マウス操作の上達が一番の近道…!?
もう少しシェーマを出しやすくする方法がないか、試行錯誤してみます。
それでは、また~!
かつて私が電子カルテ、紙カルテの比較を述べたもの。
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