2023年9月28日木曜日

革命的な遺伝子技術 簡単に売っぱらった これは他人事か

ブログ総もくじ   伏見啓明整形外科公式サイト  Coロナ関連記事目次  今、電子カルテがあぶない   個人情報談義 目次

 

【第2部】ワクチン接種と死亡・健康被害との因果関係~サイエンスと医学の光を照らす~(こどもコロナプラットフォーム徳島賛同者の会)

1:38のあたりで福島先生(京都大学医学部名誉教授)が極めて重要なことを言っています。

立教大学で遺伝子組み換えの革命的技術が開発されました。
しかし、立教大学はその特許を簡単に220億でモデルナに売っぱらってしまった、というお話
 
立教大学は何をやっているのか、というより、文部科学省は何をやっているのか?
 
結局は岸田が凡庸で暗愚なのだな、と思う。
話はその辺まで来ているだろう 
 
このような話を聞くと、皆さんは 悔しい気持ちを持つでしょうが、どこか他人事。
 いや、確かに他人事ではあるのです。
 皆さんは当事者ではない。他ならぬ私もです。
 
 だが、このような技術が手元にあると、それが大きく広がっていくかもしれない。
 すると多くの人間が飯を食える。
 ベンチャービジネスとはそのようなものです。
 
 多くの会社が生まれ、多くの社長と取締役が生まれる。
 そこに多くの人が群がる。
 そのような拠点が多くあれば・・・ですよ。
 毎日が宴会になる。
 
 
 ところがですよ・・・
 そのような技術が安く売り払われたり、盗まれたりすると
多くの人が仕事を失う。 
 本来ならひょっとしたら、綺麗な女の子に囲まれるような店で一本5−6万のシャンパンをポンポン開けて大はしゃぎするようなことが出来るような会社の重役に成れたかもしれない人が・・・・
 200円、300円のお駄賃で人様の昼飯を自転車で届けなければ ならなくなったり、食っていくためにあまりありがたくないコスパの悪い仕事をせざるを得なくなっている。
 それがどんどん身近になっています。 
 
 私も小さな病院で働いて、社会としては狭いところにいるのですが、薬屋さんのプロパーさんとよく話す事がある。
 この業界も厳しいです。
 50代で肩たたきです。
 多くの人が雀の涙の退職金でどんどん辞めているそうです。
 たぶんやめた後も働かなくてはならないでしょうが、先に述べたような仕事をせざるを得なくなるのが現状ではないでしょうか。
 
 立教大学の技術が我が国で生きればですよ・・・
 創薬に関係する大金持ちが多数出現するはずです。
 無念にも辞めていく必要もなく、重役になれないまでも、ポンポン数万のシャンパンが抜かれる宴会の片隅くらいに座りながら、60歳か65歳の退職まで悠々と会社に入られたでしょうね。
 そう思うと残念です。
 国が傾くとは他人事ではなくて、このようなことなのですね。 

本来なら病院が災害時、戦争時の、国民の救済拠点にならなければなりません

 
こんにちは

本来なら、病院が災害時、戦争時の、国民の救済拠点にならなければなりません。
医療機関しか担えないでしょう。

薬品や食料を備蓄しておく。
それをこのような災害、戦災時には地域の人に拠出する。
また、本来の怪我人の救済拠点にもなります。

しかし、今は不可能。
医薬品の備蓄?
院外処方制度をやたら有利にしているので、無理でしょう。
また本来なら病院には入院患者さんに食事を作るために
「賄い」があったのですが、今はどこでも外注です。

 とにかく病院にも医院にも余裕というものがありません。

 6-7年ほど前に北海道大停電がありました。
 あちこちのメーリングリスト、SNSでも、発電機を持つことが議論され情報交換が行われたのを覚えています。
 結局、金がかかる。
 発電機を動かすガソリンを備蓄するにも特別な施設が必要だし
発電機自体のメンテナンスにも金がかかる。
 余裕があればやりたいですけれどね。

 あの北海道大停電のとき、一応水は出ました。
 すると人々は当座のものとして何が困ったかご存知でしょうか。
 携帯の電源です。
 
 大停電の夜に私は街をパトロールしました。
 何が起こっていたか。
 中央区の南11条通りの西14丁目付近ですが、その北側には電気が来ていた。しかし、その南側には電気が来ていずに真っ暗でした。

 あの当時、コンビニには中で食べられるような設備がありました。それはけっこう充実していたのを覚えておられますでしょうか。
 コンビニで買ったものをそこで食べて本を読んだりパソコンをしたりしていました。
 そのような空間があった。
 停電で困った人は、電気が通った地域のコンビニに来て、そこでスマホの充電をしていました。
 10人くらい電線に停まる雀のように並び思い思いに本を読んだり、何か食べ飲みしたりしながらスマホの充電をしていました。 

 それが消費税の増税で、どんどん姿を消しました。
 現地で食べたら消費税10%。持ち帰ったら8%とかやっていましたからね。 皆、持ち帰るようになった。
 従って今はもうそんなコンビニはありません。
 北海道大停電のようなことが起こっても、スマホにもう充電はできません。 

 我々医療機関に発電機があれば、一朝有事の時にはいろいろと貢献できるところが、医療機関というものはあると思うのですが。
 当時、病院、診療所で発電機を持つのはどうか、という話が結構出ました。しかし、立ち消えとなりました。
 まず発電機を動かすガソリンを貯蔵しておかないといけない。これには許可もいるし、特殊な工事が必要となります。
 また、発電機と言っても常に保守点検をしなくてはいけない。これもけっこう費用がかかる。
 もう、医療機関には余分なお金はありません。

 ふだんは、エグい外車に乗っていたり、ギラギラしている時計を腕に巻いていたって良いではありませんか。
 事が起こった時に貢献すれば・・・

 しかし、現状では無理ですね。
 政府の医療機関痛めつけ政策で青息吐息の状態です。
 
 病院は以前から、最近は医院も、子弟が継がないケースが頻発しています。何も良いことがない。
 倒産への道を歩むだけですから。

 まとめますと、
 これから自然災害も起こりうるし、ウクライナやガザで起こったことが身近に起こらないとは限らない世の中となりました。
 何かあったときに、国民の救済の拠点になれるところは病院しかありません。
 それには普段から準備をしないといけない。
 入院患者のご飯を外注するのではなく入、賄いの設備を持ち
 薬も調剤薬局とか言わずに院内に十分在庫して
 かつ、発電設備を持っていれば

何かあったときに、周辺の住民にご飯や電気、薬を提供できるのではないか、と思います。

 国は病院を締め付けているが、これは何かの時の備えを怠る愚策でありましょう。
  
 

2023年9月23日土曜日

PET検査でワクチン接種者の心筋にはワクチン非接種者より取り込みが多く見られた

ブログ総もくじ   伏見啓明整形外科公式サイト  Coロナ関連記事目次  今、電子カルテがあぶない   個人情報談義 目次

https://pubs.rsna.org/doi/10.1148/radiol.230743?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed


 

Assessment of Myocardial 18F-FDG Uptake at PET/CT in Asymptomatic SARS-CoV-2-vaccinated and Nonvaccinated Patients

無症候性SARS-CoV-2ワクチン接種患者と非接種患者におけるPET/CTでの心筋18F-FDG取り込みの評価

 

Abstract

Background

Patients who developed myocarditis following SARS-CoV-2 vaccination show abnormalities on cardiac MRI. However, whether myocardial changes occur in asymptomatic individuals following vaccination is not well established.

SARS-CoV-2ワクチン接種後に心筋炎を発症した患者は、心臓MRIで異常を示した。しかし、ワクチン接種後に無症状の人に心筋の変化が起こるかどうかは、まだ十分に確立されていない。

Purpose

To assess myocardial 18Fluorine-fluorodeoxyglucose (18F-FDG) uptake on PET/CT in asymptomatic SARS-CoV-2 vaccinated patients compared to nonvaccinated patients.

無症状のSARS-CoV-2ワクチン接種患者と非接種患者のPET/CTにおける心筋18Fluorine-fluorodeoxyglucose(18F-FDG)取り込みを評価すること。

Materials and Methods

This retrospective study included patients who underwent  18F-FDG PET/CT for indications unrelated to myocarditis during the period before (11/1/2020 – 2/16/2021) and after (2/17/20121 – 3/31/2022) SARS-CoV-2 vaccines were available.

このレトロスペクティブ研究は、SARS-CoV-2ワクチンが使用可能になる前(2020/11/1~2021/2/16)と後(21/2/17~2022/3/31)の期間に、心筋炎とは無関係の適応で18F-FDG PET/CTを受けた患者を対象とした。

Myocardial and axillary FDG uptake were quantitatively assessed using maximum standardized uptake value (SUVmax). SUVmax values in all patients and in patients stratified by sex (male/female), age (<40, 41-60, >60 years), and time interval between vaccination and PET/CT were compared using Mann-Whitney U test or Kruskal-Wallis test with post ad -hoc Dwass, Steel, Critchlow-Fligner multiple comparison analysis.

心筋および腋窩のFDG取り込みは、最大標準化取り込み値(SUVmax)を用いて定量的に評価した。全患者、および性別(男性/女性)、年齢(40歳未満、41~60歳、60歳以上)、ワクチン接種からPET/CTまでの時間間隔により層別化した患者におけるSUVmax値を、Mann-Whitney U検定またはKruskal-Wallis検定(アドホックDwass、Steel、Critchlow-Fligner多重比較分析後)を用いて比較した。

Results

The study included 303 nonvaccinated patients (mean age, 52.9 years ± 14.9 [SD]; 157 females) and 700 vaccinated patients (mean age, 56.8 years ± 13.7 [SD]; 344 females). Vaccinated patients had overall higher myocardial FDG uptake compared to nonvaccinated patients (median SUVmax, 4.8 [IQR: 3.0-8.5] vs median SUVmax, 3.3 [IQR: 2.5-6.2];  P < .0001). Myocardial SUVmax was higher in vaccinated patients regardless of sex (median range, 4.7-4.9 [IQR: 2.9-8.6]) or patient age (median range, 4.7-5.6 [IQR: 2.9-8.6]) compared to corresponding nonvaccinated groups (sex median range, 3.2-3.9 [IQR: 2.4-7.2]; age median range, 3.3-3.3 [IQR: 2.3-6.1]; P range, <.001-.015). Furthermore, increased myocardial FDG uptake was observed in patients imaged 1-30, 31-60, 61-120, and 121-180 days after their second vaccination (median SUVmax range, 4.6-5.1 [IQR: 2.9-8.6]) and increased ipsilateral axillary uptake was observed in patients imaged 1-30, 31-60, 61-120 days after their 2nd vaccination (median SUVmax range, 1.5-2.0 [IQR: 1.2-3.4]) compared to the nonvaccinated patients (P range, <.001-<.001).

非ワクチン接種患者303例(平均年齢52.9歳±14.9[SD]、女性157例)とワクチン接種患者700例(平均年齢56.8歳±13.7[SD]、女性344例)を対象とした。

ワクチン接種患者は非接種患者と比較して心筋FDG取り込みが全体的に高かった(SUVmax中央値、4.8 [IQR:3.0-8.5]対SUVmax中央値、3.3 [IQR:2.5-6.2]、P < 0.0001)。

心筋SUVmaxは、性別(中央値、4.7-4.9[IQR:2.9-8.6])や患者の年齢(中央値、4.7-5.6[IQR:2.9-8. 6])と比較した(性別中央値:3.2-3.9[IQR:2.4-7.2];年齢中央値:3.3-3.3[IQR:2.3-6.1];P範囲:<0.001-0.015)。

さらに、2回目のワクチン接種から1~30日後、31~60日後、61~120日後、および121~180日後に撮像した患者で心筋FDG取り込みの増加が観察され(SUVmax中央値範囲、4.6~5.1[IQR:2.9~8. 6])、2回目のワクチン接種から1-30日後、31-60日後、61-120日後(SUVmax中央値、1.5-2.0 [IQR:1.2-3.4])に撮像された患者では、非ワクチン接種患者と比較して同側腋窩の取り込み増加が観察された(P範囲、<.001-<.001)。

Conclusion

Compared to nonvaccinated patients, asymptomatic patients who received their 2nd vaccination 1-180 days prior to imaging showed increased myocardial FDG uptake on PET/CT.

非ワクチン接種患者と比較して、2回目のワクチン接種を受けた無症状の患者は、撮像の1~180日前にPET/CTで心筋FDGの取り込みが増加していた。 

 FDG = 心筋18Fluorine-fluorodeoxyglucose(18F-FDG)

 

もう少し調べてみた

がん診療におけるFDG-PET/CT検査の有用性  甲南医療センター

https://kohnan.or.jp/kohnan/department/center/pet/fdg-pet-ct

がん細胞は正常の細胞よりも分裂が盛んに行われるため、ブドウ糖をたくさん必要とします。FDG-PET/CT検査(以下PET/CT)で用いる薬剤(18F-フルオロデオキシグルコース(18F-FDG、以下FDG))はブドウ糖に似た性質を持っているので、ブドウ糖と同じようにがんにたくさん集まります。これによりがんがどこにあるのか、あるいはがんの広がり具合・転移している場所などがわかり、CTやMRIなどの診断結果と合わせれば、治療方法や治療範囲を決めるのに役に立ちます。
PET/CTは、全身の撮影を一度に行えることから、予想外の位置に転移したがんも見つけることができます。また、がんを治療した後の効果や再発の有無の判定にも役立ちます。PET/CTをすることで治療方針が変更されたという報告が多数あります。

 

https://www.nmp.co.jp/member/fdg2/outline/index.html

PET検査の原理

PET検査で、今最も良く使われているのは18F-FDGです。
18F-FDG(フルデオキシグルコース)はグルコースの2位の水酸基を陽電子(Positron)放出核種であるフッ素18で置換した誘導体です。
 

zu01.gifzu02.gif
18F-FDGはグルコースと同様にグルコーストランスポーターを介して細胞内に取り込まれ、ヘキソキナーゼによりリン酸化を受けるが、グルコースと 異なりその後の代謝を受けないことから、リン酸化体として細胞内に滞留します。
腫瘍細胞・心筋虚血領域細胞及びてんかん原生領域の細胞では正常細胞と比較して、グルコースの取り込みが変化していることが知られています。
zu03.gif  
従って、18F-FDGを用いて、体内のグルコース代謝異常を非侵襲的に検出すれば、悪性腫瘍、心疾患またはてんかんの診断が可能となります。
例えば、悪性腫瘍では増殖が盛んに行われるために正常細胞よりも3~8倍のグルコースを取り込むとされています。従って、18F-FDGは正常細胞よりもたくさん集積することになります。
PETカメラを用いて、18F-FDGの分布を撮影し解析すると、悪性腫瘍の位置・大きさ及び活動の状況を診断することが可能とされています。
      

 

まとめ

簡単に言うと、ダメージを受けた心筋はFDGの取り込みが増える。

ワクチンを打った人は無症候に見えても心臓のFDGが増えている。これは症状は出ていないが、心臓に炎症が起こり、その結果、心臓がワクチンによって痛めつけられてしまった、ということを意味する。

 時間が経つとこのFDGの増加も消える。炎症も消える。

しかし、それで心筋細胞が元に戻ったわけではない。

心筋細胞は再生はしない。

炎症を起こして繊維化して、そのままである。

その程度によっては、すぐに心臓が止まる人もいるし

心筋の損傷の程度が少なければ、そのあとも生きることはもちろん可能だが、心臓の機能はダウンしているので

長く走るとすぐにバクバクしていくるとか、スタミナがなくなるとかいう症状が出てくる。

 

 そう言えば・・・

 小学生だが、バスケットの上手な人がいて、チームの首力選手。ワクチンを打った後、スタミナが続かない。

 すぐに息が切れるという。1ハーフを走りきれなくなった、と。

 チームのレギュラーには留まれたが、主力は降りることになった、と。

 これも考えると寂しい話。

 小学生ならば伸び盛り。

 どんどんスタミナがついてくる。

 1ハーフどころか、1試合やってもまだまだスタミナが余ってくる時期だ。

 たぶん、心筋に一部繊維化が起こっているのだろう。

 偉大な研究であるが、厳しい結果である。

 

 

 

某大病院の現在のコロナ対策 と 正しいコロナ対策

  某大病院の現在のコロナ対策を聞いた。 コロナの患者が出たら その患者さんに接触した看護婦さんは 濃厚接触者となり PCR検査か抗原検査を受ける。 そして陽性なら5日間休む。 そんなこと、今でもやっていたら病院が回らないだろう。 実際に手術の予約もなかなかこなせないそうだ。 な...