2023年12月18日月曜日

ワクチン後遺症とコロナ後遺症の違い

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札幌市医師会にコロナ後遺症ワーキングチームが出来て、小生もその一員である。
そのチームで、岐阜大学の神経内科教授の下畑先生をお呼びして講演会を行った。
 
私の本心を申し上げよう。
大体、どのような内容になるか、事前に私は予想していたし、その通りとなった。
コロナ後遺症を語る場合、国民のワクチン接種が7回目まで進んでいる現在、ワクチン後遺症に関しても語らないと片手落ちになる。
 しかし、大学の先生というものは、ワクチン後遺症に関して語ることは固く禁じられている。そのようなことをしたら、免職、追放である。
 その辺を踏まえて私も聴衆の一人として講演会に臨んだ。故に予想も出来た。
 
 大学の先生だし、しかも神経内科がご専門であるので 、脳の病態科学に関する話は非常に興味深く勉強になった。
 しかし、治療となると冴えない。
 結局はあまり治らないのだ、と。
 治療法の概要をスライドで見せていただいたが、なるほど、このような治療では治らないな、と一眼見て思った。 
 しかし、仕方がないと思った。 
 本当のことを言うと、追放なのだ。
  自分の職と立場はだれでも大事にしなければならない。
 悪いのは、大学から学問の自由を奪ったことなのだ。その社会体制なのである。
 
 最後に私は質問した。「ワクチン後遺症とコロナ後遺症の違いは何か」と。
 答えは「タイミングである」と。
 即ち、ワクチンを打って悪くなったらワクチン後遺症だし、
コロナに罹ってその症状が遷延したらコロナ後遺症なのだ、と。
 私は彼の立場を重んじそこで質問を終えた。 
 私には既にはっきり答えなど分かっていた。
 
ワクチン後遺症とコロナ後遺症の違いとは・・・
 ● ワクチンを一度でも打っていれば、コロナに罹っていろいろな症状が残ったらワクチン後遺症。
 コロナ後遺症とはワクチンを一度も打っていない人がコロナに罹って 症状が長引くもの。

 なぜこのような分類が有効なのか。それは治療実績と直接関係があるからである。    
   ワクチンを打っていない、コロナ後遺症の治療は比較的楽である。
 20例ほど治療したが、なかなか治らない一例を除き、他はすぐに治った。
 
 一方でワクチン後遺症、特に、多数ワクチンを打っている人がこのような症状を呈すると治療は捗らない。
 接種回数が1度、2度なら 良い。素直に治療に反応してくれる。

 3度から徐々に大変になってくる。
 5回を超えると本当に根気のいる治療を要することになるようだ。
 また、症状が出現してから時間経過が長いほど治療は大変になる。
 
 令和3年の6月頃から小生はワクチン後遺症の治療を始めた。
 このころは、3回目の接種が始まったばかり。
 割と素直に一つ一つの治療に反応してくれた。
 しかし、それから半年、1年経ち、4回、5回目の接種が進み、かつ、時間が経ってくると治療はだんだん難しくなっている。
 そして、今である。
 故にこのような治療経験を踏まえて、先のワクチン後遺症とコロナ後遺症を明瞭に分類したわけである。
 
 書きたいことはまだまだあるが、この記事はこれで筆を置くことにしよう。 
 
小目次
コロナ後遺症ワーキングチームの講演会と会議に参加して
1. ワクチン後遺症とコロナ後遺症の違い (令和5年12月18日)

2.  症例 コロナ発症後に歩けなくなってしまった24歳女性(1年前に2度ワクチン接種) (令和5年12月18日)

3 コロナは本当は恐ろしい病気なのか 何を信じたら良いのだ (令和5年12月18日)

12月の医政委員会 の解説

診療所の報酬引き下げを 財務省(令和5年12月18日)

仲違いして潰してしまう 財務省の見え透いたやり方 (令和5年12月18日)

病院はどうやっても赤字 (令和5年12月18日)

初の国産ワクチン と息巻いているが・・・(令和5年12月18日)

8割おじさん 西浦教授 ワクチンがコロナによる死者を97.2%減らした(笑)

(令和5年12月18日)

零売 名古屋の大手零売 撤退 (令和5年12月18日)

電カル共有 診療の秘密をないがしろにして良いのか(令和5年12月18日)

他の人のことを考えているか コロナ騒動で我々はどのように行動したのか(令和5年12月18日)

他人のことを考えられるか 電子カルテ義務強制に迂闊に賛成するな (令和5年12月18日)

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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 これが小生のブログの大元の目次です
 私の専門は骨粗鬆症です。どのうように診療しているかのケースレポートです。
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